私は、郵便局で営業職員として9年間ほど在籍をして、その後医師会のメディカルセンターの事務職員として採用されました。
私の場合は、営業職員から事務職員への転職ということもあり、募集手当等がなくなったため、年収については安定することになりましたが、年収全体としては、3割ほど減収になった感じです。
それでも郵便局の営業職員と違い、医師会の事務職員は当然ながら厳しいノルマがなく、毎日怒鳴られるということもないため、その点では満足をしていますし、年収についても事務職としては妥当な金額であると私自身は感じています。
ただし、転職をしたことで必ず年収は減るかというとそうとも限らないため、転職先について何を重視するかによって、年収は変わってくると思います。
例えば、同じ営業職員として違った業種への転職をする場合は、募集手当等がどのくらいの割合かによって大きく年収は変わってくると思います。
ただ、事務職員への転職の場合については、転職先の組織によって年収は変わってくると思いますし、基本的には、年収よりも、異世界転生のように一から出直したいという考え方になると思いますので、年収が減ったとしても、転職先に慣れていけば、理想の職場だと感じることもできるかと思います。
一方で、営業職員への転職をする場合は、どちらかというと、転職先には年収アップをいうことを考えることが非常に多いと思いますので、理想の職場かどうかの判断として、年収が大きく関係してくると思います。
結果として、転職によって年収が減ったことについて満足するかどうかということは、転職先に何を求めていくかによって大きく変わってくると思いますし、職種を大切にする方や、職場の人間関係が重要と考える方にとっては、年収が減ったとしても、そういった別の部分で満足することができれば、転職は成功であったと考えることができると思いますので、年収という指標だけで満足するということではないと考えます。
