転職=逃げ?と悩んだ経験

私は郵便局の営業職として9年間程在籍をしたあとに、転職をして医師会のメディカルセンターの事務職として9年間程在籍をしました。

郵便局に在籍をしている頃から将来は独立開業をしたいという気持ちは強かったため、郵便局である程度実績を残したら退職しようと考えていたこともあり、お世話になっている先輩や上司などにはそれとなく相談などを何度かさせていただいていました。

ただ、やはり否定的なご意見が多く、「安定している郵便局を辞めるのか」、「定年になってから開業ではダメなのか」など言われ、身内に関しても、父は定年までサラリーマンであったこともあり退職をすることに否定的な考えを持っていました。

郵便局に入職して5年程経った頃から、退職する前に何か実績を残してと考えるようになり、営業職ということもありノルマ達成を目標に頑張った結果、ある年度において営業優績による表彰を受けましたが、その後の達成感から「バーンアウト」になり、退職までの数年間は資格取得試験対策などに重きを置いていました。

退職を上司に話してから実際に退職をするまで4か月程の間、いろいろと悩んでいた中で自宅の階段から落ちて怪我をしたということもあり大変な苦労をしましたが、年末に退職をしたその日、すべてのことを終えて職場の建物を出て紺碧の空を見上げた時に、「やっと自由になったんだ」というなんとも言えない気持ちになったことを今でも鮮明に覚えています。

退職後、幸運なことに1か月程度で転職をすることができたのですが、その間に転職活動の一環として東京都の就職関連のセミナーに参加したことがありましたが、ある講師が「私は、人生で数十回転職をしたのですが、転職をたくさんしたからこそ今の講師の仕事をすることができ、転職というものが逆にキャリア形成になっているので、転職をすることを誇りに思っている」という言葉が印象に残り、転職は決して悪いことではないんだと強く思いました。

 

いちいち聞くな勝手にやるな

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